服に着られる 5/14
今日もいい1日でした。ありがとう。
今日も変わらず稽古でした。
僕は滑舌が良くないです。
それは技術的な部分でもありますが、言葉の中身を詰めきれておらず、台詞がただの文字列、呪文のようになっている部分がまだまだあるからで。
本番に向け、自分の思いを言語化する作業を繰り返し、見に来ていただく方にしっかりと届けられるようにします。
もう毎日が勉強です。色んな策を講じながら、1人の人間を作り上げていきたいと思います。楽しみにしていてください。わくわく。
さて、僕は今回の役のこともあり、最近は毎日スーツを着て過ごしています。だらけたくないのです。そう、僕だけじゃないとは思うのですが、僕はスーツを着ていると、「いい子にしなきゃな」と思ったり、自然と身体が上に延びたりするんです。革靴だと歩き方も変わるし、ネクタイの感覚で気が引き締まったり。面白いですよね衣服って。
僕は割とその日の気分だとか体調だとかで着る服の色であったり、形であったり、材質であったりを選びます。
わかりやすい例えで言うと、何も考えず真っ直ぐで、でもどこかビビって格好つけてた大学入学当初には、全身赤色、ピンク色の、あまり体のラインが出ない服をよく着ていましたが、
今現実に直面し、迷ったり、嘆いたり、でも幸せで、笑う時には心から笑う、今の僕は何故か青色、紫色の体にぴたっと張り付くような服を着ることが多いです。
色彩心理?みたいなものがあるならばきっと今の僕の心理状態はわかるのでしょうが、僕にはさっぱりです。
ただ、確かに僕の着たい服の色は年々変化しています。
ただ、僕が今服を身につける時に気をつけていること。それは「服に着られないこと」です。
僕はいまだに昔の赤い服が着られません。それは僕がその赤に負けてしまうからです。
そんな気持ちで着た赤い服は、僕の体から浮いて見えるんです。
赤い服を着ている僕自身に僕が自信を持つことが出来れば、僕は初めて赤い「服を着る」ことができます。
何が言いたいかって、
どんなに奇抜な色合い、シルエットの服を着ていても、自信を持って歩けばその服は自分のものになるわけです。
何が言いたいんや。
僕は赤い服がまた着たいんです。
いやぁ、今日は突然いろんな欲が湧いて来る日で、自分で自分がわかりませんでした。
いつもは自分の空腹具合に応じてご飯を食べるのですが、今日はそのつもりで用意したご飯を結構残してしまったりして。
あれ?って。
とにかく今日は早めに寝ます。
皆様、今日もお疲れ様でした。
うまくいかない日もありますよね。
明日は、明日も、気張りましょう!
おやすみなさい。